1985-04-03 第102回国会 参議院 運輸委員会 第6号
交番制とおっしゃったけれども、その交番制の問題だけれども、東京において東京三局の運転区、四月分の勤務予定表を三月二十五日に公表しなければならないということは協定で決まっているわけですね。この間も質問いたしました。にもかかわらず、五十五歳以上を退職に追い込むために白紙で出していた。公表しない。これは協定に違反するということが起きた。
交番制とおっしゃったけれども、その交番制の問題だけれども、東京において東京三局の運転区、四月分の勤務予定表を三月二十五日に公表しなければならないということは協定で決まっているわけですね。この間も質問いたしました。にもかかわらず、五十五歳以上を退職に追い込むために白紙で出していた。公表しない。これは協定に違反するということが起きた。
もう時間がございませんから、その次の問題を一つだけまた提起いたしますけれども、交番制といいまして、今度みんないつ乗るかとかこういうのが割り当てがありますね。そのときにも一律に五十五歳以上の人はほとんど予備という形にして、そして日程の中に繰り込んでいない、こういうことなんです。これも明らかに年齢による差別ですね、五十五歳以上は交番制に組み込まないということ。
また、九十五日間の回り交番制で、八十二日間も自宅にいることができないという状態の者さえいる。それだけじゃありません。十分か十五分ふろに入る時間が早いかおそいかで、どうです、裸のまま手綻をかけて公衆の面前を引きずって歩く——国鉄の労働者を、こういう非人間的なことが行なわれているわけです。事故防止や合理化反対の闘争には、数百名の公安官や警察官まで動員して弾圧しているじゃありませんか。
それから貨物関係につきましても、やはり同じような方法をわれわれとしてはとって参ったのでありまして、休養施設だとか、あるいは辻行管理者等については全く同じでございますが、特に長距離の路線貨物の場合におきましては、運転乗務の適正と申しますか、そういったことによって運転者の適正な交番制を確立する、それによっていたずらに疲労が増すというふうなことのないような措置をとるようなことにいたしておるのでございます。
ところがよその区では新しい交番制をしいておるのに、ここの問題になつた区では古い交番でやつておる。当然〇、幾つか知りませんけれども、組合の説明によれば人が不足になつて来た。そこへ十一月の二十日の闘争でいわゆる超過勤務はやらないということになれば、ますます人員の繰配で困ることはあたりまえです。
この事件の発端となつたのは車掌区における新交番制の実施に関してであり、組合側が、この新交番の実施は労働強化であると同時に首切りの前提となるものであると称して起したのが、首切り反対闘争となつたのであります(「その通り」と呼ぶ者あり)新交番制は車掌区に同調してストに立ち上がつたのは、電車区は車掌区に同調してストに立ち上がつたのが真相のようであります。
二、国電スト 国電ストの直接の原因は、新交番制の実施にあつたことは報告書も認めるところ。 しかし報告書は、新交番制の実施がはげしい労働強化をもたらし、たえ難い労働環境をつくることを訴え、また大量首切りの前触れであると訴える労働者の切実な主張を否定し、逆に労働者は事実を誇大に宣伝して闘争の口実にしたと強弁している。
たとえばこの国電ストの原因をなしましたところの新交番制の制定というようなことに対しましては、当局にはなはだ不手ぎわがある。たとえば公共企業体労働関係法なるものをつくつておりながら、この法律に示されておりますところの苦情処理共同調整会議、あるいは調停委員会、あるいは仲裁委員会というようなものをちつともつくつておらぬ。ほつたらかしのままである。
また國電ストの端緒が新交番制を一日わずか十分程度延長したにもかかわらず、これを從來の八時間制が十時間制に延長されたがごときデマと虚偽の宣傳をいたし、また新交番制は馘首の前提だ、かようなデマを飛ばしておりまして、共産党員の謀略的煽動によるものでございます。 さらに平騒擾事件に、單なる警察署が占拠されたという問題ではございませんで、署長初め警察官に幾多の暴行を加えている。
○鍛冶委員長 この新交番制がこれほどあなた方が軽く考えておられるにもかかわらず、こんなに大きく問題になつたのは、この新交番制の実施は行政整理の前提であるという議論をしておられる人が多かつたのでありまするが、これに対して行政整理の前提でないとすれば、どういうところが確かにないのだか、その点を簡單でよろしゆうございますからお話願いたい。
○猪俣委員 先般私は社会党の代表として、國有鉄道にお尋ねしてあなたにお目にかかつたときに、この新交番制と旧交番制との違いは、ただ実働時間が十分間ばかり延びるということだけである。かようにあなたはおつしやつたのであります。ところがこの考査委員会でいろいろ從事員を調べますと、この新交番制のために三日も四日も家に帰れないことが起る。
○石田(一)委員 過日の牛島局長の証言によりますと、新交番制で乗務しているという報告はあつたが、その新交番制が実施の中において、旧交番制と同じ交番があつたかもしれないということは認められる、こういう証言があつたのです。
○鍛冶委員長 交番制については‥‥。
○鍛冶委員長 今度のストは新交番制の問題がもとになつてこういうことになつて來たようですが、この新交番制で反対したのは八王子支部としては中野車掌区だけであつたようですが、どうですか。
次に十七日の日の新交番制になつたというのですが、その間において旧交番制によつて実施されるべきであつたという観念のもとに、あなたがストの解決にたずさわつたかどうか、この二点であります。
○吉武委員 けれども六月三日は新交番制に反対してスト態勢に入る決議をし、六月の六日にはこの新交番制に対して実力行使をも辞せずという決議をしておる。何がほかの問題についてですか。
○吉武委員 そうすると、今度のストの問題の起りは新交番制の問題から起つておると思うのですが、新交番制は電車区にも行われたわけですね。
○土橋委員 それならば、さて問題の人民電車に入りたいと思うのでありますが、さような東達甲第五八三号が発せられまして、組合員はひとまず新交番制であろうと、旧交番制であろうと乗りまして、爾後團体交渉をいたしましようということで、乗りたいということを話したときに、ここにも報告書がありますが、こういうことになつておるのであります。
第一番は新交番制によるところの労働過重の点と、さらに將來政府が予定せられておりまするところの人員整理に関係する問題であります。この問題は、少くとも私が東神奈川の例をとりまするならば、先ほどいろいろ御報告もあつたのでありまするが、平均通勤時間等を考えまして、遠距離から通勤しておる者も、相当鉄道の諸君にはおられるのであります。
神奈川事件の新交番制の問題につきましては、われわれは次のように考えておるのであります。すなわちあの新交番制と申しますものは、一月の終りに國鉄労働組合と運輸省との間におきまして、團体交渉によつて定められましたところの、新しい勤務時間規程に基きまする勤務に関しまする業務命令、これを新交番制と称しておると承知いたしておるのであります。
○神谷證人 その点まで私は聞きませんが、ほかの人から聞くと、何か区長は旧交番制、新交番制について、一時間でもないですけれども、四、五十分話したと言つておりましたが……。
○井上證人 そういうふうにこの新交番制に反対だというふうな議題によつてやつたわけじやなくて、組合というものはいろいろな人が集まつて構成しているわけであつて、そういうふうな無鉄砲なことはできない。新交番制についてとか、あるいは旧交番制についてとかいうような議題でもつて検討して行くわけであります。そういうような新交番制に反対というような議題は掲げません。
第一に國電ストの問題でありますが、これはただいま局長からるる申されたのでありまして、多くつけ加えることを省略いたしますが、ただこのストの原因につきましては、新しい交番制が行政整理の前ぶれになるということと、労働強化になるというような考えのものに、組合関係の人々は極力反対したようであります。
これは國鉄におきまして、当局は六月一日に新しい交番制を実施することになつたのであります。新しい交番制による業務命令を発しました結果、二十四電車区は六月一日は一應全部これによつて動いたのでありますけれども、六月七日になりまして、東神奈川、蒲田、千葉の三車掌区が強硬な態度をとりまして、この新交番制による乗車を拒否したのであります。
○鍛冶委員長 あなたには六月十日に千葉駅で新交番制、旧交番制で相当騒ぎがあつたとき、そこに行つておられたことはありますか。
○李証人 それは六月九日の職場大会において、実力の行使だとかストライキだとかそういう決議じやなくて、われわれは新交番制を認めるか旧交番制を認めるか、この点でもつて職場大会を開いて決議した結果、百十二名が旧交番制で押して行く、残つた二十四票が反対して新交番制で行く、それで絶対多数で、旧交番制で行く、そのときに管理部から職場大会にあてまして、十二日から新交番制で行く、こういうことを言つたわけなんです。
○鍛冶委員長 新交番制で行こうか。旧交番制のままで押そうかという……。
○鍛冶委員長 あなたの先ほどおつしやることから聞きますると、新交番制ということはそれほど大きい問題ではないのだが、しかるにそういう騷ぎが大きくなつたのですが、これは何か新交番制が眞因ではなくして、何かほかに眞因があつたのですか。それとも新交番制の問題だけですか。
旧交番制を実施するのだ。結局当局は新交番制を実施しろと言つて來たけれども、組合としては旧交番制でやり、運行だけは絶対に確保するということを前提條件として決議をしたわけです。
○加瀬證人 新交番制というのは結局旧交番制に対する新交番制でありまして、旧交番制というのは七時間何ぼでやつておつたと思いますが、それが八時間というように直されたために、勤務が詰つたわけです。そのためにあのような問題が起つたのだろうと思います。
從つてここから起つて來る労働者の苦情、労働者の苦悩、こういうようなものの上にかてて加えて今度の新交番制が強行されたのであります。これが強行されますと、労働者諸君にとつては、直接一時間以上の労働強化になる。しかも問題の紛議の起つた東神奈川、千葉、中野のごときは労働時間が長くなつただけではなく、そのために必要な宿泊の設備その他がほとんどめちやくちやなんであります。
そうしていきなりいわゆる交番制なるものを発表して事を起させる。この点についてはわれわれ官房長官あるいは國有鉄道の副総裁等に会いまして回答を求めても満足な回答を得られない。法律が六月一日からとなつておつたからまだ用意ができなかつたと言う。しかるに國有鉄道の総裁と副総裁その他の機関はただちにできておつたじやないか、なぜ労働組合に関する機関だけは放つおつたか、答弁ができない。
ことにこのたびの國電ストの最初の問題が起つた新交番制の問題などについても、経過をたどつてみると、むしろ一方的命令によつて首切りを実行しようと決定したのが、六月九日午前十一時半、それから夜の二十時になつて、当局から事業場を閉鎖するという命令を電報で出しております。その翌日の十日の朝の一時二十分ごろには、職場の人たちが全部集まつて、その十日の始発から全部乗務をしようということを決定している。
こういつた要員の捻出とか、まあそういつたものと睨み合せまして、乘務員について四十八時間制の勤務時間内規の具体的の適用を六月一日からやる、こういうことになりまして、六月一日から新交番制を東鉄管内で実施いたしたわけでありますが、東鉄管下二十五車掌区中、二十一車掌区は新ダイヤ通り乘務員が乘務をいたしたわけでありますが、東神奈川、千葉、蒲田、この三車掌区におきましては、この新ダイヤによる乘務は行政整理の一端
從いまして國有鉄道におきましては、東神奈川の車掌区及び千葉の車掌区の車掌が、新しい交番制に基きまする業務命令に從わなかつた。すなわちその業務の運行を阻害したという理由をもちまして、関係者を馘首いたしたのであります。これは十七條と十八條の適用によつたものであります。ところがこの馘首及び新交番制については不平があるのだというので、翌日中野電車区その他が今度は電車の運行をとめたのであります。
六月一日から新らしい交番制を採用するという命令が出たわけでございます。これに対しまして國鉄の組合側といたしましては、勤務時間が今度新らしい交番制を実施いたしますことによりまして多少延長されますので、これは労働強化によりまする行政整理の先駆であるという意味を以ちまして反対の氣勢を挙げて参つてのであります。